帰省をしていた年末、実家の玄関鍵がとうとう壊れました。
実家は築60年の洋館です。玄関扉とその両脇には、装飾が施されている分厚いガラスがはめ込まれています。20年ほど前に一回、宅配業者が間違ってガラスを割ってしまったことがありました。その時は工務店さんが県内を探し回って、隣県からやっと見つけて直してくれました。その時に、「このガラスはもうウン十年前のもので、この一枚しかないから、次に壊れたらもう直せません」と言われていました。
さて、そんな貴重なガラスが入った玄関の鍵が、とうとう壊れてしまいました。買い物から帰ってきたら鍵が開いているので、すわ泥棒かと大騒ぎしたのですが、家中騒いで判明したことは、玄関鍵のバネがおかしくなっていて、中から回しても鍵がかからなくなっていたのでした。時は年末、家にいるのは私と母の2人だけ。その私もすぐ東京へ戻ってしまうので、このままでは…と鍵の修理屋さんに連絡をしました。その時も、いわゆる大手のところだと、若い作業員さんが来て、ドアとその両脇にあるガラスを割ってしまうのではと思い、なるべくベテランそうで、実績が多い、個人工務店っぽいところを探して電話をしました。
作業員さんはすぐ来てくれました。思ったより若く見えたので不安でしたが、すぐ鍵を確認して「あーこれはもう新しくつけないと直りませんね」との事。ドアの上部と玄関の脇に穴をあけて、新しい鍵を取り付けることを勧められました。年末に不用心ではどうしようもないので、ガラスがあることを話して慎重に作業してもらうことに。作業中ずっと見張っていたからか、ガラスは割れることなく、無事にあたらしい鍵がつきました。
後から見れば、玄関にあけた鍵穴が多少曲がっているとか、もう少し低い位置につけて欲しかった等ありますが、それにしても雪が舞う年末にすぐ来て対応してくれたのは有難かったです。