自転車の鍵

高校生のとき、朝遅刻しそうになり、駐輪場で自転車の鍵を差しっぱなしにしたまま教室に行きました。下校しようと思い再び駐輪場に行くと、案の定自転車がありませんでした。純粋だった私と友達は交番へ相談に行くと、「世の中には悪い人もいるんだよ」とこんこんと警察官の方が説明してくれました。きっと戻ってこないと思うけどもし見つかったら連絡するねとも通達されました。その日は徒歩と電車で帰宅し両親からはこんこんと説教を受けました。自業自得ですがとんだ1日になったなと今でも思い返します。自転車は結局見つからず新しい自転車を購入することになりました。教訓としては時間に余裕を持って過ごすことが何事も大事だとわかりました。心が焦っていると普段では考えられないような間違った判断をしてしまいかねないからです。当たり前のことが当たり前にできることこそ大切だと痛感します。同時に親身になって交番まで一緒に行ってくれた友達には感謝しかありません。人の優しさに触れほっこりとなりました。もうしばらく会ってないですが、元気でいてくれることを望みます。また両親には大変迷惑をかけました。新しい自転車台も結局出してくれて甘えっぱなしだったなと思います。もし私の子供が同じ過ちを犯したら、怒りながらも受け止めることができるか、不安です。いつも温かく見守ってきてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。そして警察官の方もお忙しい中私のアホな相談にのっていただきありがとうございましたという言葉でしめたいと思います。